



大地震が起きた時、2次災害として最も恐ろしいのが火災です。地震の犠牲者の多くは建物などの倒壊による圧死ではなく、火災による焼死です。地震により道路が寸断されてしまえば、消防による救助はもはや期待できません。そのため、ご自身での火の始末が大きなポイントとなるのです。もし火が出てしまったら、揺れが収まってから消火します。その際、ガスの元栓・電源は必ず切ってください。
もちろん、自分の身と家族の安全を確保することは言うまでもありません。地震の揺れは長くても1~2分。火を消したら素早く頑丈な机やテーブルの下に潜って落下物や倒れそうな家具から身を守ります。状況を瞬時に判断して、最も安全な場所に移動して地震が収まるのを待ちましょう。

激しい揺れの影響で建物のドアが開かなくなる可能性は大いにあります。特にマンションなどでは、通常出入り口は1つのため、まずは閉じ込められないよう、窓や戸を開けて出口を確保するのが重要です。だからといって慌てて屋外に飛び出すのは禁物です。地震時の屋外にはガラスや看板などが倒壊・落下してくる危険に満ちています。慌てて外へ出ると負傷や事故を招く可能性が高いのです。

大きなケガがなく、出口を確保できたら安全な場所に避難します。屋外は電信柱や門柱など危険物が多いため、倒壊物・落下物への注意は欠かせません。揺れが収まったからと言って車で移動することは避けるべきです。特に都心部では通行制限に加え、各地で発生した事故により道路状況の混乱が予想されるため歩いて避難しましょう。

傾斜地域では地滑りや崖崩れ、海沿いの地域では津波の危険を考慮して避難しましょう。ラジオなどがあれば津波などの警報・注意報を聞き、最も安全な場所で事態の収拾を待ちましょう。また大災害が起こると、心理的動揺からデマや流言が発生しやすいと言われています。正しい情報を仕入れて、デマなどに惑わされず落ち着いて状況判断することが重要です。